
起業でのファイナンスの相談を受けていると、大学・大学院を卒業してすぐに起業されたり、
20代で起業されるような若い起業家ばかりではなく、大企業での勤務経験が長い30代から
40代の方々もいらっしゃいます。
20代で未経験ながらも何か大きな事をやりそうな起業家にも魅力はありますが、一方で、
すでに豊富な経験があって事業分野も決まっている大人の起業にも魅力を感じます。
マーケットも良く研究していて、成長ストーリーにも説得性があり、組織が大きくなると
きに起こる事についても理解があるからです。
VCも何かしらやってくれる若者枠とは別に経験者枠も持っていて、ポートフォリオを見ると、
シリアルアントレプレナーや大企業での事業経験者がCEOをしている会社があります。
スタートアップでは、税理士はどれも変わらないと考えて、ネット集客が得意な報酬のリー
ズナブルな事務所にお願いするケースが多いと思います。実際は、追加料金が結構かかって
高かったり、経験の少ない事務所職員が対応するのでクオリティが満足行くものでは無かっ
たりするのですが。
しかし、大人の起業家は、税理士に対して、節税や報酬だけでなく、求めているものがより
具体的で広範囲にわたっています。
たとえば、IT系企業でも、大人の起業家は、当初からエグジットも考慮にいれて資金調達を
考えていたり、ストックオプションの専門知識を税理士に求めていたりします。
そのため、「ITに強いです」という触れ込みの渋谷系税理士以外にも、文京区の税理士である
弊社までわざわざ会いに来ていただいています。彼らはこだわりがあるため、最終的にはいく
つかの税理士と話をしてみて、ご自身に一番合う税理士を選ばれる傾向が強いと思います。